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カンポス 関連記事

ニッケイ俳壇(908)=星野瞳 選

アリアンサ  新津稚鴎

冬耕や錆びてキコキコ云ふ耕車
背広着し案山子の哀れ見て通る
故国訪い逢えざりし友の賀状来る
河へだて牛啼き交わす夕立晴
色褪せし旱の蝶のとぶばかり

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全伯公演で伝道に手応え=工藤篤子さん後半へ意気込み

(左から)斉藤さん、工藤さん、宮島さん

 ブラジル日系キリスト教連盟(湯浅敬理事長)主催で、ブラジル全国をツアー中のソプラノ歌手、工藤篤子さんとピアニストの宮島紀子さんが、21日に来社した。  2回目となる今回のブラジル公演では、北は首都ブラジリアから南はポルト・アレグレまで全国の教会を巡ってきた。マリリアでは地元テレビ局の宣伝もあり、市営劇場での公演が400人を超え ...

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ニッケイ俳壇(906)=星野瞳 

アリアンサ  新津稚鴎

沈み行く月に妻恋鹿の鳴く
横書きの文親しめず秋灯下
生え広がり咲き広がりて秋桜
引力に耐えて暮れゆくパイナかな
除夜告げて我家に古りし鳩時計
咳激げし枕を掴み起き直り

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ニッケイ俳壇(905)=富重久子 選

サンカルロス  富岡絹子

顔洗ふ猫の朝(あした)や春隣

【猫を飼っていると、よくこの句のような猫の朝の仕種を見るが、縁側や出窓の日当たりのよいところで、丹念に顔を何回も前足で拭いながら気持ちよさそうにしている。 季語の「春隣」は、「春近し」と同じでもうすぐそこまで春が近づいている様子であって、春を待つ〝冬の季語〟である】

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ニッケイ俳壇(905)=富重久子 選

サンカルロス        富岡 絹子 顔洗ふ猫の朝(あした)や春隣 【猫を飼っていると、よくこの句のような猫の朝の仕種を見るが、縁側や出窓の日当たりのよいところで、丹念に顔を何回も前足で拭いながら気持ちよさそうにしている。 季語の「春隣」は、「春近し」と同じでもうすぐそこまで春が近づいている様子であって、春を待つ〝冬の季語〟で ...

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ニッケイ俳壇(904)=星野瞳 選

アリアンサ         新津 稚鴎 煮こごりや義務の如くに飯を食ふ 海暮れてかりがねに遠き星一つ 馬に乗ってから霜消しを所望せる 諦めは安らぎに似て寒夕焼 大根抜きし穴に夕風吹き初めし 秋耕の老にアヌーのつきまとひ 【作者は移民ではなく一人で来てアリアンサに自分の思うままに住みつき、思うままに自分の天地を生り、たとえばチーク ...

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ニッケイ歌壇(520)=上妻博彦 選

サンパウロ  梅崎嘉明

リオ五輪不安の多く言われしが開会式は世界が賞賛
ブラジルの知能あつめし企画とか終始見惚れし夜の更くるまで
日本式におじぎをなして涙する柔道ラファエーラの動作を讃う
ロンドンの五輪で敗れしラファエーラの執念よろし金賞得たり
黒人に日系東洋系の賞多く日毎楽しくテレビに向う

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サンパウロ州の自殺者30%増加=10万人当たり5・6人

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医学英語に似たポ語の不思議=ラテン語由来の意外な共通点=語源から見た言葉の奥深さ=サンパウロ市ヴィラカロン在住 毛利律子

哲学者プラトン(Raphael [Public domain], via Wikimedia Commons)

 ここ10~20年の間に日本の医学界では、アメリカの影響で「医学英語」が席巻するようになってきた。これが、「受験英語」しか知らない日本人にとっては相当に難しい。なぜ難しいかというと、その語源がギリシャ語やラテン語にあるからだ。大学の英語学担当の指導教師も、ラテン語やギリシャ語の基礎知識を学ばなければならない。筆者もその一人だった ...

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「神の愛を歌に乗せたい」=ソプラノ歌手 工藤さんが全伯ツアー

(左から)宮島さんと工藤さん

 日本のソプラノ歌手、工藤篤子さんによる全伯ツアーが9日、南麻州を皮切りに幕開けする。来月3日まで、ピアニスト宮島紀子さんと共に全伯13カ所を巡る。ブラジル日系キリスト教連盟(湯浅敬理事長)主催。  スペイン国立声楽院に留学し、1987年にスペイン・ヤマハコンクールで1位を受賞。現在は日独を拠点とし、音楽を通じた伝道活動にも励ん ...

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