1954年12月4日付パ紙トップ記事《桜組挺身隊一斉検挙さる》の記事中にも《ぬかに釘、重松副領事説得に赴く》との小見出しで、警察署に収監されている同隊18人と数時間にわたって〃懇談〃して、彼らが求める無料帰国の《実現性がないことを諄々と説いた》とある。 いわば総領事館を代表してコロニア問題の一番の矢面に立ち、何度も何度も挺身隊 ...
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啓明学園卒業生は連絡を!=「楽しく同窓会やろう」
学校法人啓明学園(東京都昭島市)の当地在住卒業生が、OB・OGを集めた同窓会の開催を呼びかけている。79年に中学を卒業した坂間カロリーナさん(二世)が交流サイト「Facebook」を通じ、同学年の藤井エミさん(神奈川)と当地で再会したことがきっかけ。 中学時代に坂間さんと同じ寮で過ごしていた藤井さんは、夫の当地駐在によりミナス ...
続きを読む »「デカセギ」から「在日ブラジル人」へ
ついつい「デカセギ」という言葉を使いがちだが、考えたほうがいい時代になったようだ。日本のポ語雑誌『アウテルナチーヴァ』21日付電子版は《在東京ブラジル総領事館で20日に開催されたブラジル・ビジネス・グループのアジア部会で「ブラジル人はもう日本でデカセギと見られるべきではない」と群馬県大泉町の観光協会副会長が認めた》と報じた▼大 ...
続きを読む »「日本とブラジル、どっちの方が良い?」
「日本とブラジル、どっちの方が良い?」―道端で偶然つかまえた非日系のタクシー運転手から、そう聞かれた。コラム子が日本生まれだと分かると、多くのブラジル人はそう尋ねる。日系人の多くが日本に向かうデカセギブームの真っ最中に、逆方向に来た天邪鬼だから、この種の質問は数えきれないほど受けた。「ブラジルは良い国だけど治安がね…」と返事を ...
続きを読む »ブラジルの平均賃金を超える中国の勢いと影響
14年12月6日付エスタード紙に「中国人の給与はブラジル人を超える」との記事が出た。安くて大量の労働力が売りだった中国だが、96年に498元だった平均給与が4200元(613ドル)まで上昇。この調子で上がれば、16年までにブラジルを超えるのは確実との内容だ▼同月20日に武蔵大学(東京)が開催したシンポ「東アジアにおける人の移動 ...
続きを読む »樹海
あれから20年―。時の過ぎ行く早さと同時に、記憶の生々しさにも驚く。倒壊する高速道路などテレビに映し出される映像も容易に思い出せるし、スーパーなどから商品が無くなったのも印象に残っている。今日17日、阪神淡路大震災で亡くなった6434人の犠牲者を悼む追悼法要が日本各地で開かれている▼当時の新聞をめくってみると、日伯間の電話回線 ...
続きを読む »『Aliança a terra da cooperação』=アリアンサの歴史がポ語で=感想を一挙掲載
日本で出版された木村快著『共生の大地アリアンサ~ブラジルに協同の夢を求めた日本人~』(同時代社)のポ語版『Aliança a terra da cooperação』が、ニッケイ新聞社から出版された。日系社会の中でも特異な歴史を持つアリアンサ移住地の歴史を紡いだ同作品の感想を、アリアンサと深い関係がある関係者に聞いてみた。 ...
続きを読む »阪神淡路大震災20回忌=17日に慰霊法要
阪神淡路大震災の20回忌法要が17日午前10時から、宮城県人会館(Rua Fagundes, 152, Liberdade)で行われる。兵庫県人会(尾西貞夫会長)主催。 同災害で亡くなった6千400人を追悼する。死者にはブラジル籍者も含まれていた。また、復興の様子がわかる写真展、兵庫県知事からのメッセージが披露される。 尾西会 ...
続きを読む »コロニア10大ニュース
やはりなんといっても10年ぶりの首相来伯だろう。これを機会に様々な分野で交流が加速化しそうだ。来年の120周年、ジャパンハウスの着工、翌年のリオ五輪と続く今後のビッグイベントに伴う両国の関係強化を十分に期待させるニュースだった。そしてW杯。日本代表はリーグ戦敗退と残念な結果となったが、日系社会は組織的な支援で日本に対してもしっ ...
続きを読む »三世のビザ発給に遅れ=デカセギ訪日の妨げに=在聖総領事館「努力している」
在聖日本国総領事館(福嶌教輝総領事)による三世を対象とした査証の発給が遅れている。日本政府による帰国支援を受けていなければ、三世向け査証は通常なら6週間で発給されるが、サンパウロ市の派遣業者によれば「8月頃から遅れ出し、通常よりも2、3週間ほど時間がかかっている」との状況だという。現在は年末年始の駆け込み需要で2~3カ月の短期 ...
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