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蚊の発生源撲滅のために市内を回る保健局職員と軍の兵士(Wilbert Suave/Prefeitura de Vitória)
蚊の発生源撲滅のために市内を回る保健局職員と軍の兵士(Wilbert Suave/Prefeitura de Vitória)

ジカ熱患者は最低50万人=多ければ140万人罹患か

 【既報関連】小頭症やギラン・バレー症候群を引き起こす可能性が指摘されているジカウイルス(ジカ熱)の今年の罹患者は、全国で最低50万人、多ければ140万人と予想されると9日付エスタード紙が報じた。
 マルセロ・カストロ保健相は、推計患者数と小頭症児急増を「深刻な事態」と評価しているが、ジカ熱はまだ効果的な診断法が確立していない。ジカ熱の症状は発疹や痒み、目の充血、微熱、関節痛、筋肉痛、目の奥の痛み、手足のむくみ、下痢などだが、80%の患者は感染しても自覚症状がない。
 保健省の推計は、デング熱が疑われたがデング熱ではないと判断された患者の数などから割り出されたもので、外国や他州から入ってきた患者を以外の域内感染者が確認された19州の罹患者は最低47万9593人、最大で148万2701人に上るという。
 伯国でのジカ熱は新しい病気で、デング熱と誤診する例や、検査薬や検査所の不足、現行の血液検査では症状が出ている間でないとウイルスを検出できないなど、様々な混乱も生じている。そこに表出したのがジカ熱と小頭症や難病のギラン・バレー症候群との関係を疑う声で、小頭症などの増加は少なくとも数年は続くと見られている。
 最大推定患者数が5万人を超えた州は聖州(最大38万6249人、最低23万6494人)、ミナス(18万1561人、5万4091人)、リオ(14万3985人、1万5918人)、バイア(13万2274人、1万9216人)、パラナ(9万7118人、4万2008人)、ペルナンブコ(8万1303人、3万4579人)、セアラー(7万7469人、3万8485人)。パラー(7万1400人、6357人)、マラニョン(6万67人、1481人)の9州に及び、全国で蚊撲滅などの対策が急務だ。
 なお、9日付G1サイトは、北東伯6州でのギラン・バレー症候群の患者急増を報じている。

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