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モラロジー勉強会で懇親=日本会議、方針新たに

創設者廣池千久郎像前での集合写真

創設者廣池千久郎像前での集合写真

 ブラジル日本会議(徳力敬三会長)は14日、ブラジルモラロジー研究協会(森シジネイ昇仁理事長)と共催し、『感謝と親睦の会』を聖州モジ市内のイタペチ社会教育センターで行なった。参加者には両団体ほか、パンアメリカン日系人協会、龍馬会などから40人以上が集い、懇親を深めた。
 日本会議と同研究協会はモラロジー(道徳科学)の教えや活動趣旨に共通する部分が多く、兼任する歴代関係者も多かった。そんな縁から初の共同親睦会を開催。また両団体に多大な支援を行なっている、森昇名誉会長への顕彰も兼ねて行なわれた。
 モラロジーについての講演では、廣池千九郎が提唱した道徳感や設立背景が説明された。人間がより良く生きるための指針を探求し、提示することを目的とした日本の団体で、道徳の普及により世界平和や人類の安心、幸福の増進に寄与するとの思想の下、当地でも社会奉仕やセミナーを行なう。
 同協会の中村勲副会長は「モラロジーを学ぶことで、考えや行いが変わった。先祖に感謝し、家族や友人の健康を祈り、一日を気持ちよく過ごせるようになった」という。
 汚職など深刻な政治腐敗を抱える伯国。その中で「生涯教育と累代教育を提唱するモラロジー普及により、伯国の社会に足りない部分を補完していければ」と今後を見通した。
 なお2000年11月に設立された日本会議はこれまで、「日本を良くする」をモットーだった。今年からは「伯国を中心として日本の心を伝える会」として活動していく。
 徳力会長は「急速に一世人口が激減し、日本語世界が消滅しつつある。今の内に次の世代へ日本の心を伝えていかなくては」と、方針転換した理由を説明した。
 それに伴い組織の柔軟化を図っている。これまで男性主体でタカ派(強硬派)と見られていた同会だったが、理事7人の内4人が女性となるなど、若い世代の参加も呼びかけている。

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