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《ブラジル》特撮ヒーローに熱狂、大歓声=第15回アニメ・フレンズ=ゲーム、コスプレに若者狂乱

講演中のジライヤ主演俳優の筒井さん

講演中のジライヤ主演俳優の筒井さん

 ヤマト・クルツラウによるアニメイベント『アニメ・フレンズ』が県連日本祭りと同じ7~9日の3日間行われた。会場となったトランスアメリカ・エスポ・センターにはアニメやゲーム、漫画、K―POP(韓国の大衆歌謡)などの熱狂的ファンのほか、アニメの登場人物に扮したコスプレイヤーが来場した。日本のロックバンド「アジアン・カンフー・ジェネレーション」(AKG)公演や、ブラジルで大人気を誇った特撮ヒーロー番組「世界忍者戦ジライヤ」の主演・筒井巧さんの講演が行われた。

 筒井さんの講演は8日の午後4時から行われた。講演会場に並べられた約100席は全て埋まり、さらに席を囲む柵の周囲に人の壁ができた。開始時、筒井さんが舞台横の柵を飛び越えて舞台に転がり込み、「ジライヤ!」との掛け声と変身ポーズを決めると、観客からは大きな拍手と「ウオー」という歓声が上がった。
 筒井さんは、ジライヤを主演した経緯や撮影裏話などを語り、ファンからの質問にも答えた。終盤にはジライヤの変身ポーズコンテストが行われ、ファンが優勝を争った。司会者からの「あなたにとってアニメ・フレンズとは何?」という質問に「一年で一番楽しみなイベント」と答え伯人ファンを喜ばせた。
 筒井さんの講演を聴いていたベトナムの伝統衣装アオザイに身を包んだパトリシア・マテウスさん(44)と、日本の白い海軍服を着た娘のフェルナンダさん(15)は、「日本の歴史コメディ漫画『ヘタリア』の登場人物のコスプレで来場した」とのこと。母親の影響でコスプレを始めたフェルナンダさんは「日本の漫画やアニメが大好き。コスプレができるイベントはとても大事な場所」と微笑んだ。
 テレビゲーム展示場の列に並んでいたラファエル・ナヴァレッテさん(28)、レオン・ベルニさん(23)はAKG公演を目的に来場した。ナヴァレッテさんは08年のバンド訪日ツアー公演を追っかけた。
 「これが当時のツアーグッズ」と着ていた青いTシャツを嬉しそうに見せ、このイベントについて「ゴミもそれ程落ちていないし、お店も増えた。ただ、もっとゲームの展示やお店が増えて欲しい」と希望を述べた。
 その他、会場内にはK―POPのダンス会場や漫画・アニメのグッズ店、漫画の古本屋、カラオケ、VRゲームの展示などのほか、お化け屋敷も設置され来場客を楽しませた。

 

□関連コラム□大耳小耳

 アニメ・フレンズの会場ではK―POPグループの公演、握手会も開催され、ブラジルでのK―POPの盛り上がりを感じさせた。同音楽が掛かるダンス会場では若年層の女子が群がり、皆同じ振り付けのダンスを踊る。その一体感は日系人の「マツリ・ダンス」と一緒。握手会会場にK―POPグループ「BLANC7」が現れると、同グループのTシャツを着たファンやコスプレ衣装のオタクが一体となって黄色い声を上げ、握手会の間中、声援を送り続けた。逆に、日本のアイドルグループグッズ販売店内は閑散としており、もの悲しい雰囲気を漂わせていた。
    ◎
 米国の格闘ゲームのキャラクターに扮した3人「フィオナ」さん、「ポッピー」さん、「カタリナ」さんらは手作りの精巧な衣装で多くの人に写真を撮られていた。コスプレに情熱を傾ける3人は「学校を休んで、昼夜問わず衣装作りに励んだ」そう。本物そっくりのチェンジマンの衣装を着た男性を別のイベントで取材した際、その男性がヘルメットを外すと、汗だくの真っ赤な顔で息も絶え絶えになっていた。でも嬉しそうに「ヘルメットやベルトなどにゴムを使い、2週間で制作した衣装は全身で総重量30キロ」と取材に答えた。当地にも熱狂的なコスプレファンがたくさんいるようだ。

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