ブラジル連邦警察が13日朝、アキレス腱作戦第2弾を敢行し、JBS社主の一人で同社社長のウエズレイ・バチスタ容疑者を逮捕した。報奨付供述での情報隠匿が判明し、司法取引違反に問われて一時逮捕中だった弟のジョエズレイ・バチスタ容疑者も、無期限の拘留に変わったと同日付現地紙サイトが報じた。
バチスタ兄弟の逮捕令状は、サンパウロ連邦地裁第6法廷が出した。同法廷は金融関係の犯罪を扱っており、JBSが同社関係者による報奨付供述の内容が暴露された5月17日に、大量のドルを買い込み、暴利を得るなど、検察庁との司法取引を逆手にとった株や為替の不正操作を行っていた疑惑に基づく逮捕劇となった。