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2018年7月7日の記事一覧

聖母婦人会バザー盛況に=W杯で若干人出は少なめ

2階で早朝から調理に励む皆さん

 聖母婦人会(畑中アリッセ会長)は『第63回慈善バザー』を7月1日にサンパウロ市のサンゴンサーロ教会で開催し、サッカーW杯のまっ最中ながらも、たくさんの来場者がつめかけて大サロンがいっぱいになった。  会計理事の谷口真理さんは「例年200人が裏方になるのですが、W杯のせいか、今年は120人ほど。六月祭に孫が出るからと、そっちに行 ...

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■訃報■田口レネさん

 サンパウロ市ベラ・ビスタ区のデコ画廊主、田口レネさん(本名=定之(さだゆき))が、5日午前2時、心臓疾患により自宅で寝たまま亡くなっていた。享年86。  田口さんは1932年3月東京都生まれ。51年から東京外国語学校(現東京外国語大学)でスペイン語を専攻し、56年に単身渡伯。73年にブラジル籍を取得した。妻の秀子さんとともに1 ...

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イペランジャホーム新館体験会=予約受付中、16日まで

 サンパウロ日伯援護協会(与儀昭雄会長)は、同会傘下の老人ホームである「スザノ・イペランジア・ホーム無料新館体験会」を今月18日に開催する。予約受付は16日まで。  1983年に日系社会初の有料老人ホームとして開所した同施設。高齢化に伴う入居者増加を受けて施設が手狭となったため、日本財団からの支援を受けて、昨年10月に増築完了。 ...

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大耳小耳

 『JICAボリビア通信』第26号には、ウユニの「列車の墓場」について書いてあった。鉄道ファンならずとも興味のわく名称だ。いわく《ウユニの東側(ウユニ塩湖とは反対)には、「列車の墓場」がある。今は使われていない真っ直ぐな線路、そして、赤く錆びたたくさんの機関車、車両、貨物が放置されている。ここから太平洋の港へと塩や鉱物を運んだ重 ...

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異彩を放つ先駆者たちの軌跡=『日本文化』8巻、販売開始=各分野で活躍、日ポ語で紹介

日本文化8巻 表紙

 サンパウロ青年図書館とニッケイ新聞は今週、『日本文化8~移民史の先駆者たち~』を刊行した。多くの戦前移民はコーヒー農園に入植し栽培に従事したが、それとは全く違う人生を歩んだ6人の足跡を辿る。北米で活躍した開拓者、伝説の武道家、ジュート産業の立役者、紅茶栽培に情熱をかけた男、財閥出身の慶應ボーイ、慈善事業に献身した日系社会のリー ...

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自分史=私のシベリア抑留記=谷口 範之=(15)

 次は馬糧トウモロコシが何日続いただろうか。大人の親指の爪ほどにふくれた粒は、どんなに強く噛んでも噛みきれない強靭な外皮に包まれていた。二回だけであったが、外皮も胃袋へ送り込んだ。次の日外皮がそのままの姿で体外に排出されたのを見た。それからは中味だけを食うことにした。  この三種以外は薄粥だけである。啜ったときだけ飢餓感が押えら ...

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