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50年祭委ようやく始動―初会議で具体化ーまず新年会で経過報告―山崎チズカ監督が講演

1月8日(水)

戦後移住五十周年記念祭実行委員会(中沢宏一委員長)の会議が、七日にリベルダーデ区の同委員会事務所で開かれた。会議には委員十一人が参加し、会の正式ポルトガル語名、法定団体登録に要する事務手続き、記念事業への招待状、新年会の日程及び内容、会費や会員証について話し合われた。
委員会の正式ポルトガル語名はComissao Comemorativa dos 50 anos de retomada da Imigracao Japonesa no Brasil、記念祭はComemoracao dos 50 anos de retomada da Imigracao Japonesa no Brasilと決定された。
 小山昭朗副委員長は「昨年八月に開かれた発会式の参加者約百六十人に対して、今まで(事業の進展について)報告をしてこなかった」と反省の意を表明、新年会で経過報告をしたいとの考えを示した。また、加えて「委員会について協力的とは言えない人に、私たちの事業を知ってもらいたい」と語った。
 新年会の日時は一月三十日午後七時、場所はニッケイ・パラセ・ホテル、会費は三十レアルを予定している。
 また、当日は映画「ガイジン」などで知られる映画監督の山崎チズカさんが講演をすることになっている。山崎さんが現在「ガイジン2」を製作中ということもあり、「戦後移住のことも(映画の中で)取り上げてほしい」「委員会として資金カンパをしてはどうか」という意見が聞かれた。 
ロゴマークの決定を受けて招待状の作成は進展し、試作品がすでに完成している。
会費は三十レアルと決定したが、資金集めには苦労している様子。今回はロゴマークの入った記念キーホルダー、ペンなどの販売について、具体的なプランを会議にかけるなどの動きが見られた。
菊地義治副委員長は「三月のカルナヴァルが終わってしまうと時間的な余裕がない。カルナヴァル前に(小委員会に)動いてもらいたい」と小委員会の活動へ期待を示した。