ホーム | 日系社会ニュース | 釣り大会で活性化=北パラナ農業振興会

釣り大会で活性化=北パラナ農業振興会

1月15日(水)

 ロンドリーナにある北パラナ農業振興会は四百人の会員で構成されており、その約三割が日系。農業技師の五十嵐セイジさんは同振興会で開かれる各イベントの『幹事』を請け負っている。
―以前は月に一度ほど、会員同士が集まり、イベントと称して、サッカーやトランプに興じていたものの、会員の奥様方から不満がー。
 「私たちも参加できるものにして」。
 現在は友人の石川夫婦が経営する釣り堀で釣り大会を開いている。お昼にはシュラスコなどでわいわい。女性、子供も楽しめる、と大評判だ。
 「賞品なんかのため寄付に回ったりもしたけど、やっぱり皆が楽しいものをやらなきゃね」とビール片手にセイジさん。「奥さん怒らせたら、出られなくなるしね」と片目をつぶって見せる。
 話している間も通りかかる友人とのあいさつに忙しい。しかし、空いたグラスにはすぐ気がつき、ビールを注ぐところはさすが『幹事』である。
―日差しも弱まった午後五時、大会もほぼ終わり、順位を決めるため、魚の計量が始まるー
 「もう、行かなきゃ」と席を立ち、握手のため延ばした手は大地と格闘してきた男の手だ。そして、日焼けしたセイジさんは実に笑顔がよく似合ういい男なのであった。 まだまだ真っ青に晴れ上がるロンドリーナの空に、釣り上げた魚を計量するごとに上がる歓声や笑い声がこだましていた。

image_print

こちらの記事もどうぞ

  • 東西南北2020年5月9日 東西南北  イギリスの雑誌「ランセット」が最新号で、ボルソナロ大統領を「ブラジルのコロナウイルス対策の最大の脅威」と呼んで酷評した。同誌は約200年の歴史を誇り、保健関係では世界的な権威だ。大統領は過去に米国やイタリアの新聞でも酷評されている。そんな最中、大統領は今週末、約30人の来客を […]
  • 「日本とブラジルの懸け橋に」=静岡文芸大学生が県魅力発信=JHや県人会、USPで交流2020年3月13日 「日本とブラジルの懸け橋に」=静岡文芸大学生が県魅力発信=JHや県人会、USPで交流  「静岡の魅力を伝える親善大使だ」――今月6日、サンパウロ市のジャパン・ハウス(JH)で行われた静岡文化芸術大学(所在地=浜松市)の学生5人による静岡県紹介の後、同県出身の池田泰久(いけだやすひさ)在サンパウロ日本国総領事館副領事は、学生の健闘をそう称えた。彼らは静岡県 […]
  • 東西南北2020年1月24日 東西南北  国際的非政府団体「トランスペアレンシー・インターナショナル」が22日に「世界汚職ランキング」を発表したが、ブラジルは前年よりも1ランク下がり、106位となった。同ランキングでは順位が高い国ほど汚職が少ないとされるが、ブラジルは、69位だった2014年以降、毎年ランクを下げてい […]
  • 《ブラジル連邦直轄区》レズビアン2人が息子殺害=バラバラにして捨てる2019年6月4日 《ブラジル連邦直轄区》レズビアン2人が息子殺害=バラバラにして捨てる  連邦直轄区サマンバイアで、同性愛者の女性2人が、一方の女性の息子(9歳)をバラバラ殺人する事件が起きた。1日付現地紙、サイトなどが報じている。  この事件で逮捕されたのはロザーナ・アウリ・ダ・シウヴァ・カンジド(27)、カシラ・プリシラ・サンチアゴ・ダマセノ・ペッソ […]
  • 東西南北2019年5月8日 東西南北  5日未明、サンパウロ市東部アリカンドゥーヴァで、ラファエル・アパレシード・デ・ソウザさん(23)が、親類の家の前で軍警からの発砲を胸に受けて死亡する事件が起きた。ラファエルさんはこの日、親戚の家に行き、シュラスコを行った後に家の前で従兄弟たちと立ち話をしていたが、その際に彼の […]