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アチバイア=好評のぶどう祭り=最後の呼び込みに大わらわ

1月23日(木)

 第二回ブドウ祭りが十一日から、アチバイア市のエジムンド・ザノニ公園(オラシオ・ネト通り一三六五番)で開かれており、好評を博している。
 開催日は今週末の二十五、六の両日を残すのみとなっており、昨年の四万五千人を超える来場者を呼び込もうと関係者はたすきを締め直している。
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 入場口から左手に広がる湖がこのザノニ公園の特徴だ。休日には親子連れがスワンボートを楽しむ光景を目にすることができるが、ブドウ祭り開催中はもちろん列ができるほどの人気。 右手の坂を上り切ったところには赤い鳥居が立っている。
 しかし、そこにたどり着くまでが大変だ。途中には物産コーナーがあり、蜂蜜やワイン、土地のレース編みや手軽な土産物が所狭しと並び、思わず立ち寄って買ってしまう人も少なくないだろう。
 鳥居を右に入れば展示会場があり、毎土曜日に開かれる品評会で受賞した大粒のはじけそうなブドウが並び、その横に立つブドウのスカートをつけた人形が見る人の目を楽しませる。 
 もちろん、ブドウは低価格で販売しており、三房ほど入ったものが四レアルだが、知人などへの贈り物にするのか大きな木箱に入ったブドウを抱えていく人も多い。 
 二十軒ほどの屋台ではやはり、ヤキソバやシュラスコが人気だ。ブドウ祭りだけあって、コップ一杯二レアルのブドウジュースも売り切れが続発し、関係者は嬉しい悲鳴を上げる。
 ジュースがあれば、やはりワインもある。四種類のアチバイアで造られているワイン販売コーナーも試飲を楽しむ人で鈴なりだ。
 中央広場では馬のショーや老若男女入り交じって催される盆踊りなどで体を動かすのも一興だ。
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入場は無料。会場前にある駐車場が五レアルで利用できる。ターミナルからはバスが一・三レアルで運行しているが、徒歩でも石畳みの閑静な住宅街を歩いて十五分程。
 問い合わせは電話=(011)4414・2000(アチバイア市役所)まで。

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