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コラム オーリャ!

 今年二月に任期が切れて帰国するJICA青年ボランティアのひとりが、ブラジルを「たくさんカードを持っている巨人のようだ」と表現しているのを読んだ。「この国が持つカードのうち、ほんの一部しか引けなかった」と、ブラジルの奥の深さを綴っていた。
その人は以前にも別の制度でブラジルに滞在し、今回JICAでまた二年、さらに老後はノルデステの海岸地方に住むと決めているとか。
 政府による移住が終わった今も、留学や研修、ボランティアで来伯したのがきっかけで住み着いてしまう人や両国を往復している人の話は、結構多い。
 ブラジルが魅力的だからか、日本に魅力がないのか。もしも今、移住制度が復活したら、案外大勢の若者が新天地を求めてやってくるかも。(文)

03/02/07

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