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基金、変らぬ支援約す=公立校での日語教育に

4月2日(水)

 国際交流基金サンパウロ日本語センター(吉井弘所長)は三月二十七日午前九時三十分から、サンパウロ市パライーゾ区の同センターで「CEL/CELEMの合同会議」を開いた。サンパウロ、パラナ州の公立校で日本語教育に携わる約二十人が参加、意見交換した。
 吉井所長がまずあいさつ。国際交流基金の組織について概要を説明、「CEL、CELENへの支援を最重要事項として考えている」と述べた。
 外国語教育を導入した理由は、異文化理解や就職を有利にするためなど。アサイなどは現地に日系コミュニティーが形成され、それが基盤となって日本語が授業に取り入れられている。 パラナ州は日本語教育そのものより、姉妹都市をベースにした人物、文化、スポーツ交流に力を入れていきたい考え。
 現代外国語プログラムがプロジェクトに変更となる可能性が高まっている。つまり、継続性のある事業から一時的なものに格下げになる恐れがあるということだ。
 基金はこれまで通りの支援を約束した。
 日本語協議会がブラジル日本商工会議所を通じて、日系企業に研修員の受け入れを働きかけている。
 CEL、CELEMも企業研修に関心を示し、「オザスコ方面で日系企業のリストはあるか」などの質問が出た。

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