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新春浪曲民謡祭り=ロンドリーナ、97歳も唄う

4月8日(火)

 [パラナ支局]第三十四回新春浪曲民謡祭りが、去る三月九日午後一時から、ロンドリーナ市の西本願寺会館で催された。ロンドリーナ浪曲会、民謡声峰会の共催で、民謡四十一、詩吟六、詩舞一、浪曲五、舞踊一――の五十四のプログラムが組まれた。プ・プルデンテからも民謡会の応援出演者が十人参加。
 主催者あいさつのあと、平間靖旺さんの司会で、村尾秀興さんの民謡「武田節」から始まった。二番目に登場したのは「おいとこ節」を唄った金須千鳥さん、九十七歳、三番目が「十勝馬歌」の福山みよさん、九十四歳。ともに老齢とは思えない声量で会場をわかせた。二人には平間司会から記念品が贈られ表彰された。
 休憩後、浪曲。小野隅若師の「佐渡情話」、木村照子師「おしん」、福山菊若師「三十石船」、中山豊華師「にほんの母」、高橋秋水師「瞼の母」で聴衆を魅了した。最後は、民謡ベテランの平間靖旺さん、浅田久美子さんの美声で締めくくった。

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