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東西南北

4月26日(土)

 サンパウロ市西部ラッパ地区に建設中の連邦警察新本部の拘置所は、現在マセイオー市に拘置されている『ベイラ=マール』の新住所になりうる。新本部はカメラで監視された特別監房を含む、先進的防護システムを備えるため。アラゴーアス州当局の圧力がもとで連邦政府が同囚人の移送を計画しているという。アウキミン州知事は永住には反対したが、州内の連邦刑務所建設には反対していない。
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 パライーバ州アギアール市で二十四日、市議で財務局長のアイラ・M・L・サントス氏(三七)が暗殺された。警察は軍警伍長を含む容疑者三人を拘束。同氏は来年の同市長選候補だったという。
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 ミナス州オウロ・ブランコ市内州道一二九号線で二十三日夜、大学生を乗せたヴァンが事故に遭い、八人が死亡した。消防隊によると、運転手が運転を誤り、高さ六メートルの崖から落下した。車内にいた残りの四人は救助された。
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 サンパウロ州では一時間に二人、年間一万八千人が家出し、又は行方不明になっている。市警の人身保護係によると、そのうち四三%が十八歳以下の未成年で、彼らの八〇%以上が家庭や学校での不適応を家出の原因としている。ファヴェーラの住民のほとんどは年少者の家出を訴えないため、その数はさらに膨れ上がるという。
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 リオのコパカバーナ海岸で二十四日、砂浜からわずか百二十メートルほど沖にサメ二匹が現れた。同海岸の消防隊員は、「普通サメは砂浜から三、四キロ先に現れる。カツオにつられて近づいたのかもしれない」と驚いている。

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