ホーム | 日系社会ニュース | 川筋太鼓に取り組む=こどものそのの園生ら特訓

川筋太鼓に取り組む=こどものそのの園生ら特訓

5月27日(火)

 子ども・保護者・職員・ボランティアの、愛の四拍子――。社会福祉法人こどものその(井口信理事長、吉田光子園長)は七月十三日午前九時から、同園で第二十回慈善バザーを開くが、併せて行なわれる音楽ショーに向け、園生らが川筋太鼓に取り組んでいる。
 川筋太鼓は福岡県の伝統芸能。昨年、JICAボランティアがブラジルに紹介。先月末、JICAが六、保護者会が六の計十二張を同園にプレゼントした。
 現在、JICAシニア専門家の小宮山勝さん指導のもと、園生たちは三グループに分かれて、週二、三回のペースで練習。四拍子、八拍子、十六拍子を組み合わせて「こどものそののテーマ」を編み出した。
 「ふだん、話さない子たちが、体で感じている」と小宮山さん。練習に汗を流した園生、サイトウ・ベッチーニョさん(二六)も、「太鼓は大好き。お母さんに見せたい」と微笑んだ。

image_print