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東西南北

5月29日(木)

 ルーラ大統領は二十七日、プラナウト宮で記者団に「一カ月前からダイエットを始め、六、七キロやせた」と打ち明けた。「毎日朝六時に起きて、妻と四・二キロほど歩く。体を大事にしています」。その証拠とも言えることがあった。ルーラ大統領は南大河州ペロッタス市伝統のお菓子をのせたお盆を渡されたが、大統領は一個も口に入れず、補佐官たちに勧めていた。
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 ブラジル人がビールに使うお金の三分の一は間接税となって政府の懐に入る。間接税は内税として小売価格に含まれるため、誰も意識しない。ビールにかかる間接税の三分の二は商品流通サービス税で、工業製品税、社会保険融資納付金、社会統合基金が残りを占める。商品流通サービス税は昨年十月から今年五月までに平均一四・八%上昇した。
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 エスピリト・サント州の麻薬密売人の一人が二十五日、もう一人の仲間とともにヴィアーナ市にある、最高レベルの警備態勢を敷く刑務所から脱走した。脱走者らは自分の代わりに人形を置いて行った。目撃者によると、二人は正門から出て行ったという。二十五日に業務に就いていた刑務官らは前回二人が脱走した時にも業務に就いており、現在、担当をはずされている。
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 気象観測所は二十七日未明、サンパウロ市の今年二番目の最低気温九・九度を記録した。今年最も寒かったのは五月八日で、九・七度を観測していた。サンパウロ州カンポス・ド・ジョルドン市ではマイナス一・七度まで下がり、今年の最低気温を更新した。寒さは三十日まで続くもよう。

 

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