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衣料、書籍など贈る=日系福祉4団体へ 日本人学校〝恒例活動〟

7月2日(水)

 サンパウロ日本人学校(黒澤伸明校長、生徒数百五十二人)は六月三十日、日系福祉四団体・施設に衣料、書籍、文具などを寄贈、同日午後二時、サンパウロ市リベルダーデ区の援協診療所前で贈呈式が開かれた。この慈善活動は、社会奉仕部(藤波育子部長)の活動のひとつ。今年で二十八年目になる。
 黒澤校長は、「移住者の苦労のおかげで、私たちは日本から来ても、快適に過ごせる。子供たちも元気に学校に通っています」。藤波部長は、「所帯数や生徒数が年々減り、寄贈品も少なくなっていますが、感謝の気持ちが届けば幸せです」と、あいさつした。
 これに対して、和井援協会長が、「ブラジルの経済は不安定で、福祉団体は日常品を集めるのに、苦労することがある。貴重な品物をいただきありがとうございます」と、答礼した。
 寄贈品は父兄の善意により集まったもの。各団体施設の性格などを考慮し仕分けした。同学校は午前中にカンポリンポ区内の託児所にも同様の品物を贈っており、合計で七十三袋に上る。
 寄贈を受けたのは援協本部、やすらぎホーム(小野克人ホーム長)、救済会(左近寿一会長)、こどものその(井口信理事長)、希望の家(木多喜八郎理事長)。

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