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初伝免状を三人に=静山流静源会が伝達式

7月4日(金)

 静山流静源会(榊原寿々子会主)は、一日正午から、愛知県人会会館で、三人の生徒に対し、免状(初伝)の伝達式を行った。東京の榊原舞踊学校の榊原帰逸校主(宗家)からの免状を、石橋千代枝さん(タウバテ)、漆畑照子さん(ピンダモニャンガーバ)、八巻香苗さん(タウバテ)に、会主が手渡したもの。伝達後、祝賀会に移り、沢田三男顧問の発声で乾杯した。静山流静源会の免状持ちは中伝が五人、初伝は今回の三人を含め十七人となる。
 石橋さんらの吟剣詩舞の修行歴は十二年から二十五年ほど。会主は「三人は主婦の仕事、子育てで多忙な日々であったにもかかわらず、たゆまず精進、修行を重ねてここまできた」と努力を評価した。稽古は、毎週一回である。二世、三世の若い層の新参加がある一方で、途中で断念する人もあり、そんななかで三人は免状取得までこぎつけた。
 静山流静源会の生徒たちは、新年の定期発表会(初舞い)のほか、桜まつり、花まつり、紫陽花まつり、各地の敬老会、民謡大会への特別招待など、年間をつうじて舞台に立つ機会が増えてきている。

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