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日米から著名人招き=国際写真展と講演開催

ニッケイ新聞 2012年10月26日付け

 日本で映像制作などを手がけるDD・WAVE社(山下悟代表取締役)が主催する『インターナショナル・フォトグラフィック・パスポート』(国際写真展)が25日に始まった。入場・参加無料。11月14日まで、日本のカメラメーカー「ニコン」の協賛により、世界各国から6万点以上が応募された「ニコン国際写真コンテスト」の入賞作品53点が展示される。
 さらに、現在ニューヨークを拠点に活動する広告写真家・HASHi(橋村奉臣)さんと、日本の著名な映像作家・菱川勢一さんの講演(29日午後7時〜、ポ語通訳付)及びワークショップ(30日午後1時〜)なども行われる。
 会場はCentro Universitario Senac(Avenida Eng. Eusebio Stevaux, 823, Santo Amaro)で、開館時間は平日午前9時〜午後9時、土曜午前9時〜午後4時。日曜は閉館となる。
 同コンテストの入賞作品の展示は11月22〜30日の期間で、Senac Lapa Scipiao(Rua Scipiao, 67, Lapa)でも展示される。開館時間は同じ。
 04年以来、通算5度目の来伯となった山下代表取締役は「世界で活躍する日本人から話を聞ける貴重な機会。日系の方だからこそより共感し、理解してもらえる内容があるはず」と来場を呼びかけている。
 68年5月3日出港の「ぶらじる丸」でハワイに移住し、アメリカで写真家として名を挙げたHASHiさんは「僕と同じ船でブラジルに渡った人はたくさんいた。ずっと来たいと思っていた場所にようやく来ることが出来た。イベントを通した交流も楽しみ」と期待に胸を膨らませている。イベントの詳細は公式サイト(http://www.grapass.net/2012/saopaulo/eng/index.html)まで。

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