ホーム | 日系社会ニュース | GB南米大会が19、20日=世界GB連合から二人来伯

GB南米大会が19、20日=世界GB連合から二人来伯

7月19日(土)

 南米ゲートボール連合(本藤利会長)主催の第十一回南米選手権大会が十九、二十日に、サンパウロ市の連合コートで開催されるのに伴い、世界GB連合から今川啓一事務局長と内藤章久普及指導部係長が来伯した。
 南米大会は二年に一度、各国持ち回りで開催。加盟国はブラジル、ペルー、アルゼンチン、パラグアイ、ボリビア、ウルグアイの六カ国。今大会には約百六十チームが参加する。今川、内藤両氏による新ルールの講習会も行われる。
 今川事務局長は「一昨年までの全日本一位は三年連続で高校生チーム。若い世代に着実に浸透しています。ブラジルでもさらに若者が増えるのでは」と提言する。先週までロシアのサハリンにあるスポーツクラブで子どもたちに普及活動をしてきたばかり。中国やオーストラリアにも三年続けて行っている。内藤係長も来伯二回目の国際派。
 世界GB連合には二十七カ国に加え台湾や香港も参加。最大のGB人口は五百万人の中国、次いで発祥の地・日本(二百万人)、韓国(三十万人)など。アメリカ大陸ではブラジル(一万人)が最大。
 今川事務局長は「日本で登録されている、唯一のブラジル国籍選手の日系三世シルビオ・マサイチさんも、今回の大会に参加されるようです」と喜びの報告をする。デカセギする父と共に十歳で訪日し、着実に腕を磨いてきた選手だ。
 また、二人はサンベルナルド・ド・カンポ市役所が開設したGBコートの落成式にも出席。同市長の「広く一般市民にも楽しんでもらいたい」との要望にこたえ、日本から機材を提供することになっている。

image_print