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■ひとマチ点描■日本人5人に1人が鑑賞

7月19日(土)

 18日から全伯107館で公開が始まった『A Viagem de Chihiro』(邦題『千と千尋の神隠し』宮崎駿監督、01年)は、ただのアニメではない。
 外国映画を含めた観客数で日本記録の2323万人を昨年3月に動員するという金字塔を打ち立てた。単純計算で、日本人の5人に1人が鑑賞していることになる。韓国でも200万人を越えた。
 02年のベルリン映画祭金熊賞を皮切りに、菊地寛賞、日本アカデミー賞最優秀作品賞、ロサンゼルス、ボストン、ニューヨークの映画批評家協会の特別賞など、今年2月にはアカデミー賞長編アニメ賞にも選ばれた。
 日本独自の精神風土を反映した八百万の神々の世界を〃風呂屋〃に凝縮させ、そこに迷い込んだ主人公・千尋が成長していく不思議なストーリー。あなたも宮崎ワールドを旅してみませんか? (深)

 

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