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味も愛情も世界一?=噂のラーメンが完売=鳥取県人会

7月6日(水)

 鳥取県人会(加藤恵久会長)は三日午後ラーメン会を開き、会館(サウーデ区ドナ・セザリア・ファグンデス街323)には約三百人が来場、婦人会のラーメンやおしるこ、餃子などを食べに来る人で賑わった。 さらにステージで行なわれたストリートダンスチーム・ジャストのショーや、伊藤カレンさんの歌で大いに盛り上がった。
 このラーメン会は定期的にあるものではないが、週に四百五十人から五百五十人が、日本語やダンス教室といった習い事に訪れる鳥取県人会ならではのイベント。たびたび行なわれる催しにはいつも各教室の生徒らが口コミで家族や近所の人を誘ってくるという。
 加藤会長は「うちの婦人部は活発でね。いろいろとやってくれます。それに建物だけが立派でも仕方ない。中身を充実させなくては。県人会員かどうかは関係なくとにかくいろんな人に利用してもらっています」と話す。
 二百食用意したラーメンも売り切れ。「予想外よ」と婦人部副会長の高井ジャシーさん。新聞の記事を見て来たという男性客の一人は「世界一というのは本当かどうか食べに来た。世界一の愛情なのかな」とにっこり。フォークでラーメンを巻いて食べる非日系のブラジル人の姿も見られた。
 同会館は今年落成十周年を迎える。十一月二十日に記念会を予定している。「生け花の展覧会、カラオケ大会と三週連続のイベントをやります。鳥取県に研修へ行った人たちに日本文化を再考してもらえれば」と加藤会長は語った。

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