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コラム オーリャ!

 芸術・文化のある所には社交がある。
 近く離任する赤阪清隆サンパウロ総領事が赴任後初めて公式の場に顔をみせたのは、原田泰治さんの絵画展だった。
 赤阪総領事の後任に決まった石田仁宏氏の〃デビュー〃は来伯時期と重なる都合もあり、基金、SESCなどが助成する舞踏フェスチヴァルのセレモニーの席が有力だ。
 華やかな文化行事の場は船出にふさわしい。文協の上原幸啓会長も文協具象画展でのあいさつから仕事を始めた。
 その具象画展で後味の悪い話が聞こえてきた。大賞の江沢マチウデさんがプレミオを授与していないと訴えている。事情はどうあれ、「文協―」と銘打つイベントに起きたいざこざは、文協離れに繋がる懸念材料だ。
 社交の場を作るならば主催者は後々まで責任がある。出来ぬなら、「文化」の看板は下ろさざるを得ない。 (大)

03/08/05

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