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コラム 樹海

 サンパウロ暖冬。日本は冷夏。欧州熱暑。北米・中国は大雨と今年の気象は異変が続く。最新技術を誇る日本の気象庁の予報もさっぱり当たらず市民からの苦情電話が殺到している。とりわけ東北の冷え込みは深刻で米の作柄が十数年来の不作らしい。低温なために稲が育たず肝心な穂の実りが悪くお百姓さんの顔は曇る。欧州の暑さはもっと厳しい▼仏、ポルトガル、スペインの山火事は世界のTVで報道されたが、今や善良な市民の生命をまでも奪う猛威を振るっている。この八月にフランスでは一万人以上の人々が猛暑で死亡するの予測もある。シラク大統領はわざわざ記者会見まで開き「医療不備」を認め、市民らの協力を呼びかけたりもした。ポルトガルも熱波の被害は広がっており一千三百人もの高齢者らが犠牲になているしスペインもオランダもイタリアでも多くの市民が死へと追いやられている▼夏の暑い盛りを英語では「ドッグ・デーズ」という。日本語ならば「盛夏」「大夏」だろうが、寒い夏もいけないしーかといって暑すぎても駄目なのである。冷夏の日本では「エアコンがさっぱり売れません」と電気屋さんの声。水泳屋さんからは「プールに人が来ない」の嘆き節。涼しさばかりでは汗をかきかきの「宇治金時」も売れないだろうし氷屋の親父さんも嘆息気味ではないか▼が、スイスの四十一度と酷暑も困りものだ。インドの夏は暑い。五十度を超す日も珍しくはない。こうなると、暑さを通り越し空を飛ぶ小鳥の熱死が続くそうだから怖い。今年のフランスの夏は連日ー四十度を超す日々が続く。ポルトガルもスペインも兎にも角にも暑い。    (遯)

03/08/23

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