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東西南北

9月10日(水)

 六日午後、ペルイーベ市の自宅で一年三カ月になる自分の娘の首を切って殺した容疑で、その母(二一)が逮捕された。警察が同家を捜査したとき、母は台所の流しの下に隠してあった遺体を警察に渡し、嫌疑を認めた。遺体はビニール袋に詰められていた。父親はトラックの運転手(二八)で、同日夜、仕事から帰ってきて事件を知った。母は娘の胸を突いてから、首を切ったと証言している。動機は、娘が生まれたあとの夫との不仲という。
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 七日朝、サンパウロ市北部ペルス区バンデイランテス街道二六キロでバスとトラックが衝突、六人が重傷、二十一人が軽傷を負った。バスは福音教会のグループを乗せ、サンパウロ市に向かっていた。バスはオレンジを積んだトラックの後部に追突。道路警察はバスとトラックを路肩に運ぶのに約二時間かかった。その間、同街道は通行止めとなった。
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 サンパウロ市のタクシー料金が十三日から、平均二二%値上げされる。市長は、一キロ走行するごとに五十センターボ、メーターを上げることを認めた。タクシーメーターは三・二レアルから始まり、これは今までと変わらない。タクシーの相乗り(タクシー・エゼクチーボ)は三レアルから二レアルに値下げされる。
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 サンパウロ市地下鉄の利用客数は、八月に六千八十六万人で〇二年八月と比べて二・三%減少した。理由は経済活動の落ち込みとされる。ある調査によれば最低賃金三倍以下の所得層は、バス、地下鉄に乗るのをやめ、歩くか自転車で移動している。

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