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筝曲演奏会が28日=ブラジル初オークラロ合奏も

9月13日(土)

 二十年の伝統を誇る、筝曲宮城会(小倉祐子代表)の筝曲演奏会が二十八日午後二時から、文協小講堂で開催される。二十周年を記念した特別曲が目白押しで、小倉代表は「一年間の練習の成果を、ぜひ皆さん見に来てください」と呼びかけている。
 近代筝曲の巨人とも言われる宮城道雄氏(一九五六年没)が十四歳で作曲した処女作「水の変態」、筝、三絃、十七絃の珍しい合奏が聞ける「落ち葉の踊」、花柳寿り翔さんの踊りつきの「春の海」など全部で十五曲が演奏される。
 最後は琴古流尺八家元・石見梅旭さんも特別出演し、「春の腑」では、公式な演奏会ではブラジル初といわれるオークラロ(フルートと尺八を合わせたような楽器)を合奏。さらに梨の木会の三十人がコーラスを加え、クライマックを飾る。

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