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出身者に原点知ってもらう=福博村、異色の文化祭

11月1日(土)

 福博村出身者に自分たちの原点を再認識してもらいたい――。スザノ市ヴィラ・イペラーンジアの福博村会(中島静雄会長)は十一月八、九の両日、第一回文化祭を福博会館(同市ヴィラ・イペラーンジア区チビリサー旧街道十キロ)で開く。
 今年、七十二周年を迎える福博村は、村の歴史や文化などを見直し、同村のあり方を広く一般にアピールしようと写真展や俳句展を企画。また、一九四八年から現在まで行なわれてきた村勢調査に基づき、サンパウロ総合大学、大阪大学などに調査協力した結果も報告する予定。ほかにも、青年会太鼓チームが日頃の練習の成果を発表する。
 文化祭は八日午後二時から開会式、九日は午前十時から午後八時まで開催される。
 二十八日、案内に訪れた中島会長、大浦文雄顧問、上野ジョルジ副会長、井野一彦会計の四人は、「農村は老齢化しながらも、村出身者たちとの連携を保つことで活気がみなぎる」「日本移民の村から、何かをブラジル社会に訴えかけたい」と熱く語っていた。
 文化祭の問い合わせは、(電話・4742・6857)中島会長まで。

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