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「高年層が元気を出して!」=JICAが老ク連に=パソコン、冷房装置贈る=日常の活動しやすいように

11月11日(火)

 老人クラブ連合会(重岡康人会長)は、六日午前十一時、同会センターサロンでJICA(国際協力機構)から携行機材の贈呈を受けた。同機構サンパウロ支所から、小松雹玄支所長、佐々木弘一日系社会業務班総括らが出席し、同会役員や会員、およそ四十人とともに贈呈式を祝った。贈られた携行機材は、パソコン一台、プリンター一台、スキャナー一台、机一つ、冷房装置二台。
 シニアボランティアの安達正子さんが司会進行。井上孝義副会長の開式の辞に続いて、小松支所長があいさつ。「十五、六年前と比べるとブラジル日系社会は元気がない。最も元気な老ク連の方々が、お孫さんにもハッパをかけて、日系社会を元気にしてほしい」と呼びかけた。佐々木総括のあいさつに続いて、機材が贈呈されサインが交わされた。
 お礼のことばとして重岡会長は「安達先生は素朴で頼もしい方だ。レクリエーション指導のほか、自宅でのより良い介護方法を教えていただいている。素晴らしい先生を派遣していただきJICAには大変感謝している」と話した。真鍋次郎顧問に続いて、体操教室を指導する戸塚マリさんが「映画友の会では暑くて、倒れる人もいたくらい。早速冷房機を使いたい」と笑顔で語った。最後に安達シニアは機材を説明し、下元茂子副会長が閉会の辞を述べた。参加女性は「冷房機は責任者を決めて、リモコンなどの管理をきちんと決めて欲しい」と慎重な管理を求めていた。

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