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レキオス太鼓〝売り出す〟=イベントにひっぱりだこ

11月12日(水)

 [既報]ブラジルのウチナーコロニアには、三つの太鼓道場がある。光史流太鼓、琉球国祭り太鼓(ともに浦崎直秀道場指導)とレキオス太鼓(大嶺初枝責任者)である。
 レキオス太鼓は、発足二年そこそこ。早くも人気を呼び、日本移民九十五周年祝賀パレードや汎ヅットラ花卉生産者協会主催の花祭り、やすらぎホーム、こどものそのなどのイベントに出演。ダイナミックな太鼓芸で注目を集めているところ。
 太鼓は、二年前、大嶺初枝さん(三七)が、琉球舞踊研修を目的に訪沖したとき、名護市の照屋忠敏さん主宰のレキオス太鼓があることを知り、その太鼓に魅せられ、一カ月指導を受けた。ブラジルに戻ったあとは、琉舞道場の門下生(五十人で二十歳代から三十歳代)を中心に「レキオス太鼓愛好会」を組織したのが始まり。
 太鼓は、沖縄のエイサーを基本にした太鼓芸で、大太鼓やパーランクーなどは初枝さんの夫真治さんが制作。衣装は初枝さんがデザインし、知り合いの裁縫所で仕立ててもらっている。
 初枝さんは六一年渡航。琉舞を新崎ツル教師に習い、県人会主催の全伯琉舞コンクールで最高賞を獲得。沖縄の高宮城文子玉城流小太郎会二台目会主から教師免状を受け、琉舞道場を開設し普及している。

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