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クリチーバ=移民祭りに6万5千人=来年に向けバリグイ公園で

2007年7月17日付け

 パラナ州都クリチーバ市のバリグイ公園で、七月一日までの三日間、第十七回移民祭りが開催され、初めて入場料(三レアル)を徴収したにもかかわらず、昨年を大きく上回る六万五千人以上が来場した。開会式には上原幸啓ブラジル日本文化福祉協会会長、ベット・リッシャ市長、佐藤宗一在クリチーバ総領事ら多数の来賓も出席した。
 中でもリッシャ市長は開会式の挨拶で、「我々は百周年記念公園実現に向けて作業を進めている」と力強く宣言した。
 昨年までは金閣寺を模した建物のあるプラッサ・ジャポンで行われ、四万五千人ほどが訪れていた。一九九〇年から移民祭りを主催しているクリチーバ日伯文化福祉協会の山脇ジョルジ会長によれば、「場所が狭くて、出店希望者を収容しきることができなくなった」ために同公園に変更した。
 「バリグイは十年前に天皇陛下が来られた由緒ある場所、来年へスタートに相応しいと思った」と説明する。「来場者のうち日系人は半分以下。日本文化普及に役立っている」と山脇会長は説明する。
 出店した物品販売業者は百五十店、食関連は五十店、六十人が大会運営ボランティアとして協力し、さらに九十人が雇用された。
 二つある舞台では盆踊りや歌謡祭、太鼓などの伝統的な出し物に加え、若者向けにもJ―ROCKやコスプレ(漫画等の登場人物の仮装)のコンクールなども行われた。中平マリコさんの歌も二回にわたって披露され、盛んに拍手を浴びていた。さらに日系作家が脚本を書いた演劇が八演目も公演された。
 同文協の会員は二千家族を誇るが、実際に会費を納入しているのは五百家族あまり。市内中心部の旧会館に加え、ウベラーバ区のスポーツ施設を維持するには会費では足りず、祭りの収益を充てている。会費納入者の八割は四十歳以下の若手であり、世代交代は着実に進んでいる。
 同文協の特徴の一つは、人気の高い学生寮だ。一般に入寮希望者が減って存続の危機ある学生寮だが、同地では定員の五十人を決めるのに面接選考をするほど人気がある。学園都市クリチーバの面目躍如だ。
 同文協は市役所や地元団体と共に来年に向け、百周年記念公園、デイケア施設などいくつもの計画を進めており、今回のイベント成功でさらに勢いがつきそうだ。

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