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サウーデ区ナカツさん殺害事件=元従業員ら3人逮捕=盗んだ金は買春に費消

11月19日(水)

 [既報関連]先月三十一日、サンパウロ市サウーデ区の洗濯屋経営、アルレッテ・チヨミ・ナカツさん(当時四一)が殺された事件で、警察が元従業員のルシエウド・バルボーザ・バルボーザ・コンラード(二五)ら三人を殺人容疑で逮捕していたことが判明した。三人はナカツさん宅から盗んだ八百レアル全てを飲み屋と買春に使ったという。十八日付、ジアーリオ・デ・サンパウロ・オンラインが報じている。
 逮捕されたのはルシエウド、ロニウトン・トアレス・ダ・ルース(二四)、通称エドゥアルドの三容疑者。殺人犯罪・人身保護担当課(DHPP)の調べによると、ロニウトンとエドゥアルドは三十一日、サンパウロ市西部のショッピング・エウドラード近隣で緑色のゴウ車を盗んだ後、ルシエウドと合流。ルシエウドが以前、一年半ほど働いたナカツさんの洗濯屋を襲うことを提案したという。
 ルシエウドは、ミゲウ・ステーファノ通りの洗濯屋に一人で訪れ、アルレッテさんを信用させて扉を開けさせたところ、ほかの二人とともに押し入った。「彼女は抵抗せず、すぐに金を持ってきた。しかし、ほかの二人が彼女を殺そうと決めた」とルシエウドは供述している。
 犯行後、三人は飲み屋へ行き、盗んだ金を飲み物代と売春婦に使い果たした。ルシエウドは「当日、三人はコカインとクラックを使用していた」という。
 警察は調べの間、ルシエウドに出頭するよう命令したが、本人が現われなかったため、ジアデマ市エウドラード区で殺人の疑いで逮捕した。二人の共犯者も同区で捕らえられた。

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