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学習成果、地域で公開=聖西日語教育連、生徒130人参加

11月22日(土)

 聖西日本語教育連合会(佐藤吉洸会長)主催による第三回日本語学校合同学習発表会が、さきごろ、タボン文協会館で行われた。地区会員校約百三十人の生徒が参加し盛況だった。
 佐藤会長が開会あいさつで「発表会は当地区で学ぶ日本語生徒達が、日ごろ励んで来た学習成果を、地域の一人でも多くの人たちに見ていただくために行っている」と開催趣旨を強調した。牧山栄治タボン文協会長と国井精・聖西日本語教育連合会相談役が出場生徒たちに激励の言葉。
 演じものは、お話、作文、物語朗読、紙芝居、合唱、寸劇、合奏、遊戯、など盛りだくさん。学習発表は、絵画、毛筆、硬筆、作文、絵日記などの作品展示会も同時に行われ、休憩時間には作品を親子でじっくり見入るほほえましい光景が、会場のあちこちで見受けられた。
 夕刻、地区教師たちと会場全員で「ふるさと」を合唱。和気あいあいの雰囲気のなか、四十七全プログラムが終了した。
 すでに会創立三十二年を経た歴史のある聖西地区は、全盛期には二十二校、生徒数一千人を数えたが、時代の変化とともに現在十四校、四百人足らずに減少しており、事態は深刻だ。地区の日本語教師たちは日本語教育活性化につとめており、学習発表会のほか、絵画教室、親睦ピクニック、日本の高校への短期留学、パラグアイの日本語学校との交流などを行なったり、生徒たちに励みを持たせるため、作文集も発行している

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