アマゾン農業史出版＝研究者のホンマさん

12月6日（土）

　日系農業研究者、アルフレッド・キンゴ・オヤマ・ホンマさんが著書『A Historia da Agricultura na Amazonia:da Era Pre-Colombiana ao Terceiro Milenio』（アマゾニアにおける農業史――前コロンビア時代から第三千年紀へ）を出版、発売を記念してサイン会が十二月三日午後五時から、ベレーン市のアマゾニア銀行（同市プレジデンテ・ヴァルガス通り八〇〇）で開かれる。十一月三十日付、リベラル紙が報じている。
　同著は、長年にわたり拾い集めたアマゾニアの農業技術史に直接的、または間接的に関わりのある農事、人物、農業機関などをリストアップ。また、年代別農法や技術投資、農業政策など地域の農業について、二百五十ページにわたり紹介している。価格は六十レアル。
　著者のホンマさんは、過去を知ることで未来のアマゾニアが拓けるとして、「世界中の生物学、経済、社会現象、政治の様々な観点からみると、アマゾニアは独立した組織ではない」などと語っている。