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「渥美講談塾」が来る=公演、文協芸能委員会が主催

12月9日(火)

 文協芸能委員会(重田エウゾ委員長)主催の公演「渥美講談塾」が来年一月十一日午後三時から、文協講堂(リベルダーデ区サンジョアキン街三八一)で開かれる。
 渥美講談塾(宝井琴梅師匠)は千葉市に本拠地を置き、講談を趣味とする約三十人の集団。今回、来伯を予定している琴梅師匠は一九四一年、東京都墨田区生まれ。高校卒業後、溶接工となるが、講談の魅力にとりつかれ六六年、十二代目田辺南鶴師に入門、六八年、宝井馬琴門下に。七五年、真打昇進で宝井琴梅を襲名した。
 ブラジルには琴梅師匠のほか、鈴木梅脚さん、長嶺梅金愚さん、渥美右桜左桜さん、渥美矢梅さんの三人がやって来るが、いずれも滞在費、旅費は自分もち。師匠たちの「ブラジルの人たちに講談を聞いてもらいたい」という熱意で同公演が実現した。
 演目は、前講「山内一豊の妻」「水戸黄門漫遊記(農は国の基)」「床下の物知りお婆々」「八丈島物語」、講談「よもすがら検校(長谷川伸原作)」。入場無料。
 十一月二十五日、案内に来社した重田委員長、井上久弘委員、水野昌之委員は、「多くの人に講談を聞いてもらいたい」と来場を呼び掛けている。
 問い合わせは、文協(電話・11・3208・1755)まで。

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