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頭蓋骨くだき両脚切断=日系農家を斧で惨殺=アプカラーナ市=フジモト・ペドロさん=サンパウロから移転=静かな生活を求めて

1月14日(水)

 北パラナのロンドリーナ市とマリンガ市のほぼ中間に位置する、アプカラーナ市ジャルジン・エウドラード区の農場サン・ペドロ(自宅)で十二日、日系農家、ペドロ・クミアキ・フジモトさん(五八)が斧でめった切りにされて死んでいるのが発見された。第一発見者は隣人で遺体は完全に切断されていたらしい。警察は報復、または殺人強盗とにらんでいる。十三日付、ジアーリオ・デ・マリンガ紙が報じている。
 アプカラーナ市の法医学研究所(IML)は遺体を解剖、どれほどの斧傷でフジモトさんが死に至ったかを検証。両脚は実際に切断されており、頭蓋骨は打ち砕かれていた。殺人者はさらに、腹部にも十回以上斧を降り下ろしたらしい。
 狂暴な犯行は、特に被害者のシャーカラ近辺の住人ら市民を恐怖に慄かせた。遺体の腐敗状態から、医師らは、フジモトさんは十日に亡くなったと判定した。
 警察はすでに容疑者を推定しているが、その容疑者は十二日夜時点まで身を隠し続けている。IML解剖助手、ジョゼー・ジェローニモ・ドス・サントス氏によると、「被害者は後方から襲われた形跡がある」とし、犯行に使われたとされる斧は、遺体の側に放置され、検証のため市警に押収された。
 フジモトさんの親族は、殺人犯の残虐な行為に非常に衝撃を受けており、事件に関する発言はしたくないとしている。被害者の友人によると、フジモトさんはサンパウロからアプカラーナに引っ越して、田舎でもっと静かな生活ができると考えていたという。同市では昨年、十人が殺人事件の被害にあった。本年は今件が初めて。

 

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