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ウルチモ・サムライ=試写会で武士魂に感涙=渡辺謙ら豪華な顔ぶれ

1月14日(水)

 昨年末、日本で封切られ話題となっている日米合作映画「ウルチモ サムライ―武士道―(邦題・ラスト サムライ)」(ワーナーブラザーズ配給)が十六日から、ブラジル全国で公開される。主演はハリウッドのトップスター、トム・クルーズ、日本からはNHK大河ドラマ「独眼竜政宗」で人気を博した渡辺謙ら豪華な顔ぶれ。十二日夜、石田仁宏聖総領事を迎えて同作品の試写会がムウチプレックス・プレイアルテ・ブリストウ(パウリスタ大通り二〇六四)であり、多くの観客が日本のサムライ魂に感涙した。
 監督は映画「マーシャル・ロー」などでお馴染みのエドワード・ズウィック。主演のトム・クルーズは今年度の第六十一回ゴールデン・グローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)、渡辺謙は同助演男優賞、ほか、作曲を手懸けたハンス・ジマーが作曲賞候補にあがっている。日本側の出演者も、二〇〇二年の日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得した真田広之、歌舞伎の中村七之助、小雪、原田眞人ら、そうそうたる俳優陣が脇を固めている。
 サンパウロ市で十二日夜、ワーナーブラザーズ主催であった試写会には石田総領事をはじめ、各界の著名人約六百人が訪れた。会場には鳥居が設けられ、寿司や刺身、日本酒がふるまわれたほか、開演前には沖縄太鼓のエイサーが披露された。環境技師の和久マウリッシオさん(二七)は映画を観て、「戦争で名誉を重んじるサムライの生き様に感動した」とし、「一八七〇年代の戦のことをブラジル人はよく知らない。サムライの本当の姿を見た気がする」と語っていた。
 [あらすじ]
 アメリカ南北戦争で国のために命を賭けた英雄、ネイサン・オールグレン大尉(トム・クルーズ)はその後、原住民討伐戦に失望し、西部地域で落ちぶれていた。一方、日本では天皇と国のために命を捧げたサムライ一族の長、勝元(渡辺謙)が近代化の波に押され、代々続いたサムライとしての価値観や規範の変貌に危機を感じていた。
 日本の若き天皇(中村七之助)は、日本市場で金儲けを目論むアメリカ人たちの助言を受け入れ、日本初の近代化軍隊を訓練する教官としてオールグレンを雇用、天皇の側近たちはサムライの根絶を企てた。天皇に忠義を捧げながらも、官軍に反旗を翻す勝元。やがて、サムライと遭遇したオールグレンは、彼らの生き様に心を動かされ、激闘の末に友情が芽生えていく。

 

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