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日系企業家が6発被弾=マリリア市=強盗 交差点で待伏せ=一命取り留めるも重傷=容疑者3人を逮捕

1月21日(水)

 サンパウロ州マリリア市セントロ区の路上で十九日午前、スーパーマーケット・チェーン店経営者、パウロ・イワオ・カワカミさん(六七)が強盗に遭い、腹部と腕に六発の銃弾を負った。カワカミさんはサンタ・カーザ病院に緊急搬送され、六時間にわたり腹部の血管縫合、整形手術などを受けた後、同日午後七時五十六分、集中治療室で意識を取り戻した。二十日付、ジアリオ・デ・マリリア紙が報じている。

 カワカミさんはマリリアとトゥパンに店舗を構える企業家。十九日、カミニョネッテを運転して郊外の所有地へ行く途中、セントロ区ペドロ・デ・トレド大通りとバイーア街の交差点で信号待ちをしているところ、二台のバイクに乗った四人の男に襲われた。カワカミさんは車で逃げようとしたため、強盗団に発砲されたらしい。カワカミさんは、同大通りとゴイアース街との交差点まで数メートルほど車を走らせたが、強盗団に追われ、さらに二発の弾を受けたようだ。
 警察によると、カワカミさんは少なくとも六発、三十八口径弾丸を受けており、一命は取り留めたものの、人工呼吸器の助けを借りて息をしている状態。腕は動脈を損傷し、骨折もしている。
 警察は初動捜査で強盗事件とみて、殺人の疑いは遠ざけた。しかし、カミニョネッテに少なくとも十二発の弾痕があり、また、犯人は逃げるカワカミさんを追ってまで車両に銃を発射したことから、何らかの動機があるとみて、捜査を続行している。
 目撃者の証言により、警察は犯人の特徴と犯行に使用したバイクを割り出し、アドルフォ・ピント街とニロ・ペサーニャ街の角で同バイクを運転する男と同乗の未成年を捕まえた。二人は、犯行に使われたと思われる弾丸二発入りのPT三八〇銃を所有していた。警察は同件に関して、ほかにも一人を捕まえている。

 

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