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東西南北

3月 6日(土)

  サンパウロ州アララクアラ市は『健康は身軽な生活から』と銘打ち、肥満回避を目的に市民の食生活改善に乗り出した。同市農事・食糧課によれば、同市人口十八万二千四百人のうち一五ー二〇%が肥満体。保健省によれば、ブラジル人の八%が肥満体で、うち七〇%は女性。しかも全人口の三二%は肥満体になる可能性がある。同市は統一医療保健システム(SUS)で治療を受けている肥満患者三十六人(大人十八人、子ども十八人)を対象に、医師、心理学者、栄養士、保健学者の指導を受けさせる。柳に雪折れなし。
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 リオ州議会は三日、同州立学校で宗教教育を行う案を否決した。これにより、特定の宗教の時間を個別に設けることは可能だが、あらゆる宗教、信仰について学ぶカリキュラム設定はできなくなった。福音教会出身のPMDB議員が〇二年に宗教教育に関する法案を提出し、ガロチーニョ州保安局長(福音教会信者)が知事時代に批准していた。
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 保健省は四月十七日から二週間、高齢者千六十万人を対象に風邪と肺炎の予防ワクチンを注射する。このため政府は予算に一億四百十万レアルを計上した。
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 オーストラリア人旅行者三人が二月二十七日、リオのコルコヴァードにあるキリスト像の前でパンツを脱ぎ記念写真を撮る事件があった。裁判所は脱いだ者に三五〇〇レアル、写真を撮った二人に二五〇〇レアルの罰金刑をそれぞれ科した。三人には支払い能力がなく、鉄道で働きそれぞれ五〇〇レアル払って放免された。三人は酒気を帯びていたという。

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