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城間和恵琉舞道場が発表会=生徒134人舞台へ

3月10日(水)

 城間和恵琉舞道場の第二回発表会ならびに教師免許状伝達式が、十四日(日)午後二時から沖縄県人会会館ホールで開催される。沖縄の伝統舞踊を教える同道場の、三歳から八十五歳までの生徒百三十四人が、この一年間毎週練習してきた成果を発表する。沖縄から持ってきた紅型(びんがた)模様の美しい衣裳も見ものだそう。
 当日、教師免許状を伝達される門下生は、新里マルシアさんと照屋マユミさん。当日は、兄弟揃って親の敵を打つ舞「高平万才」を披露する。一人が鹿頭を、もう一人が馬頭を手に持って踊る、勇壮な舞だ。
 城間和恵師範は沖縄七大古典舞踊の一つ、「伊野波節(いのは)」を披露する。沖縄の花笠を持って一人で十八分間もかかる舞で、強い恋心を秘めた女性の心情をダイナミックかつ、静かに表現するもの。
 日本から指導に来ている琉舞玉城流玉扇正竹之会の島袋正子会主は、「表に感情を出さずに、内に秘めた想いを表現する舞が多いのが琉舞の特徴です。特に足腰の使い方が難しい」と解説する。その他、琉舞玉城流玉扇会の佐久川順子師範も指導のために来伯中だ。
 実行委員長の島袋安雄さんは「たくさんのご声援をお願いします」と呼びかけた。希望者には県人会事務局(11・3106・8823)にて入場整理券を配布中。

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