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首相がブラジル外相と会談=6月、川口外務大臣来伯か

3月26日(金)

 小泉純一郎首相は二十五日午前十一時十三分からの約三十分間、首相官邸でブラジルのセルソ・アモリン外相と会談した。時事通信によると、アモリン外相は席上、首相のブラジル訪問を要請したのに対し、首相は「機会があれば訪問したい」と述べたという。
 これ以上の詳細は伝わっていないが、サンパウロ総領事館(石田仁宏総領事)が十九日発表したアモリン外相の訪日日程では、二十五日はJICAなど政府関係機関、日本経団連(日伯経済委員会)、川口順子外務大臣との懇談も予定。
 石田総領事は会見で「外務大臣同士の話し合いの席では経済関係だけでなく、移民百周年、ルーラ大統領の訪日についての話題も出るだろう」と話していた。
 ブラジル外相の来日は二〇〇二年五月のセルソ・ラファエル外相以来、約二年ぶり。アモリン外相は二十一日から二十四日まで中国・北京を訪問。日本には二十四日から二十六日まで滞在する。
 なお、アモリン外相と会談したとみられる外務大臣は今年六月十四日から十八日までサンパウロ市のアニエンビーで開かれる国連貿易開発会議(UNCTAD)の総会への出席が期待されている。
 総会は同会議の設立(一九六四)以来、四年に一度開催されており、前回二〇〇〇年にタイ・バンコクであった第十回総会には日本から当時の小渕恵三首相が代表として参加している。
 これについて、石田総領事は十九日の会見で「外務大臣にぜひ出席して頂きたいと思っている」と述べ、現在訪伯予定を調整中であることを示唆した。

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