赤間学院皇居勤労奉仕団＝天皇皇后両陛下との謁見も

ニッケイ新聞　２０１２年６月１２日付け

　赤間学院（赤間アントニオ名誉会長）とブラジル三指会（石井久順会長）のＯＢを中心に構成された「赤間学院皇居勤労奉仕団」（畑俊雄団長）は、４月９〜１２日に皇居で活動を行った。
　非日系人４人を含む３０人が参加し、皇居内の清掃や、同月１９日に開かれた春の園遊会の準備などを行った。最終日には、天皇皇后両陛下との謁見の時間もあった。
　畑団長は「日本の文化に詳しくないブラジル人を連れて行くことに少し不安はあったが、みんな本当に行儀よく行動してくれた」と話し、石井会長も「外国人に皇室を知って欲しいという願いが叶った。皆天皇陛下のファンになったと思う」と満足の様子。
　通訳としても活躍した清三枝子副団長は「海外に移住した人も含め、どれだけ天皇が国民を心配しているか改めて実感でき、本当に良かった」と初参加の感想を語った。