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海外移住資料館=天皇、皇后両陛下ご視察=JICA横浜国際センター=中南米日系研修員と懇談も

4月9日(金)

 【海外日系新聞放送協会事務局】天皇、皇后両陛下は八日、神奈川県横浜市にある独立行政法人国際協力機構(JICA)横浜国際センターを視察された。両陛下は午前十時四十五分ごろ到着。JICAの緒方貞子理事長、海外日系人協会会長の梶原拓岐阜県知事、海外日系人協会の坂本重太郎理事長、外務省経済協力局の古田肇局長、同領事移住部の鹿取克章部長らの出迎えに対し、にこやかに応じられた。その後、両陛下はセンター内にある海外移住資料館へ。移住道具が詰まった柳行李(やなぎごうり)などの資料を熱心にご覧になられた。

 資料館は一昨年の十月、日本の海外移住の歴史および移住者と日系人の現在の姿を広く知ってもらうと設立された。中南米、ハワイを含む北米移住者の歴史的資料が展示されている。
 両陛下は、資料館の阪田安雄学術委員長らの説明を受けながら、日系移民が実際に使用した祭りの山車の複製や、移住道具一式が詰まった柳行李、スーツケースなどを丹念に観察なさった。
 その後、同センターで研修を受けている日系研修生との懇談会がもたれ、研修員ひとりひとりに親しくお声をかけられた。
 天皇陛下と懇談したパラグアイからの研修員、松浦知子さんは「自分が三世であることを話したら、パラグアイには日本語が残っているのですね。研修を頑張ってくださいと励ましていただきました」と語った。
 グラフィックデザインの勉強のために来日したペルー出身の渡鹿次モニカ・オレーさんは、「皇后陛下にお声をかけていただき、かつてペルーのリマを訪問した時のことをお話してくださいました。親切でゆっくりと丁寧に語りかけてくださいました」と緊張した面もちで語った。
 同センターは、一昨年七月にオープンし、海外移住資料館が設置されているほか、来日した日系人の研修などを行っている。
 また、同センター内には財団法人海外日系人協会、海外日系新聞放送協会の事務局が置かれている。

 

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