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 イラクで起きた3邦人の誘拐は十五日に無事解放され一応の解決を見たのは喜ばしい。しかし、新たに二人の日本人が拘束されているらしく、この方の情報も錯綜していて手放しで大喜びともいかない。この種の事件が起こる可能性は指摘されていたし、外務省は民間人のイラク入国に歯止めをかけるために注意情報をも出した▼だが、これらの措置が効果的だったとは言い難く、取材を目指すフリーの記者やNGO(民間活動団体)の人々が多数押しかけた。こうした行動を法的に規制するわけにもいかず外務省も対応に苦慮したらしい。フリー記者らは「イラクで稼ぐ」と駆けつけたようだが、人質や誘拐も承知してのことなのかは疑わしい。もし、拘引されたとしても、後は政府の救助を待つ―ではいかに何でも情けない▼解放されたフリーの記者は「まだ写真を撮っていない。残って取材を―」と語り他の二人も同じような物の言いようらしい。これほどの大騒ぎになり小泉首相を始め外務省も警察庁も防衛庁も総出で救助作戦を練り、逢沢一郎外務副大臣を現地に派遣し陣頭指揮に当たらせもした。首相は米副大統領にも協力を要請しイラクの宗教団体の力をも借り、いわば国民が皆で君たちを助けようと頑張った▼こんな動きも知らいままの自分勝手な申しようは通りません。さすがに堪り兼ねたか、首相も「自覚を持ってほしい」と批判し、川口外相も三人の家族にやんわりと苦言を呈したが、尤もな話であり、三人の思い上がりを諌めたい。 (遯) 

04/04/17

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