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観葉植物=水耕栽培品が人気=荒木花卉園 月産1・5万株

6月12日(土)

 仕事場の机や棚などに水耕栽培された小さな観葉植物を飾る人が最近増えているという。八日付エスタード紙は、その代表的栽培者として、荒木ナオキ・トムさんを紹介している。
 四年前、アメリカに渡った荒木さんは観葉植物フェアに参加。水耕栽培の観葉植物がブラジルで商売になると直感したという。父親が経営する花卉園で試行錯誤。初年度五万株で始め、二年目には倍の十万株まで増やした。
 今年の売上げは昨年比二割増の三十五万レアルで、月産一万五千株。景品や贈り物に需要がさらに伸びると期待している。
 水さえ補給すれば、四年は鑑賞できるのが大きな利点だ。ただ、アロカシアス、イドラス、プミーラス、ジュピテールスなどの植物に栄養補給のため使用されるツルファ(泥炭)は輸入品。コスト高につながっているが、現在急いで国産化を研究中という。

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