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パライーバ州・里見さん=チェロの若き俊才=文協日曜コンサート出演へ

6月16日(水)

 文協主催のドミンゴ・コンサートが好評だ。十八回目となる二十日のコンサートには、パライーバ州ジョアン・ペソア市在住のチェロ奏者、里見ファリアス・カヤミさん(20)が出演。ブラジル人作曲家ヴィラ・ロボス、カマルゴ・グアルニエリから山田耕筰まで、多彩な演目を披露する。ほか、ベートーベン、石見綱、岡野貞一の楽曲や、日本の民謡など。ピアノ伴奏付。
 パライーバ連邦大学音楽科で学んでいる里見さんは音楽一家の生まれ。四歳からバイオリンを、六歳でチェロを弾き始めた。
 〇一年のブラジル管弦楽器大会青少年チェロの部で優勝。フランス、ポルトガルでの演奏経験もある。昨年四月にはCD「ブラジル音楽の肖像画」を制作するなど若手のホープだ。
 案内に来社した文協音楽委員会(伝田英二委員長)の羽田宗義副委員長は、「日系のチェロ奏者は本当に珍しい。頑張って世界に羽ばたいてもらいたい」とエールを贈る。
 将来性十分の逸材の演奏が無料で楽しめる、またとない機会。山川健一副委員長は「ノーネクタイで気軽にどうぞ。多くの来場を」と呼びかける。
 午前十一時から文協小講堂で。問い合わせ先3208・1755(事務局)

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