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妊婦、誘拐され重体=サンパウロ市=交通事故で頭蓋骨陥没

6月18日(金)

  妊婦、誘拐され重体=サンパウロ市=交通事故で頭蓋骨陥没

 十五日夜、グアルーリョス市で妊娠六カ月のサトウ・サチコ・クレオニッセさん(三四)が三人組に電撃誘拐された。犯人はそのままサトウさんを乗せドゥトラ街道を逃走中、交通事故に遭い、サトウさんは頭蓋骨陥没の重傷、犯人一人は即死、残り二人は警官と撃ち合った後、運ばれた先の救急センターで死亡した。サトウさんはサンタ・マルセリーナ病院に入院しており、重体。十七日付アゴーラ紙などが報じた。
 午後七時三十分ごろ、サトウさんはグアルーリョス市カピタン・ガブリエル街で、ピストルを持った三人組の強盗にアウディー車ごと誘拐された。現場を目撃した通行人が軍警に連絡、直ちに逃避阻止用に検問所が設けられた。
 犯人は時速百六十キロ以上で街道入り口の検問所を突破、猛烈なスピードでリオ方面に逃走。212KM地点で、乗用車と軽く接触したが、コントロールを失ってトラックの後部に突っ込んだ。
 運転していた犯人は死亡、残りの二人は車から抜け出し、警官に向けて発砲するなど抵抗。その後、付近の緊急センターに送られたが、息を引き取った。
 UTIに収容されたクレオニッセさんは頭蓋骨陥没と骨盤骨折の重体。

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