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コラム 樹海

 選挙というのは難しいものらしい。眠る時間を惜しんで運動に走り回り得意の弁舌に汗を流しても勝てない候補。選挙区には顔を出さなくても堂々と議席を獲得する有力者もいる。選挙運動が嫌いな青島幸男さんも今度ばかりは街頭演説もしたのに街の人々は冷たく見放してしまう。お騒がせ男の鈴木宗男さんは三十万票も獲得しながら無念の落選。あの辻清美さんも国会復帰の夢は―夢に終る▼自民党の青木幹雄参院幹事長は選挙区に一度も帰っていないけれども堂々の四選を果たし実力者ぶりを発揮。これからの政局や内閣改造の人事でも発言力を増すに違いない。この選挙では民主党が躍進し自民敗北の図式となったが、比例選の獲得票数を見ても民主党が一千七百万票余り。一方の自民党は一千二百万票と少しであり、やはり大負けと見ていい▼移民の声を国会へ―のミチオ高倉さんが涙の落選なのは惜しい。得票総数は一万二千四百十六票。自民党の比例候補三十三人中の最下位というのはいかにも口惜しいが、移民らの清き一票を集め切らなかったのは残念としか申しようがない。それにしても、参院の在外投票率は二五・四一%と真に低い。選挙人登録は約九万人近いのだから、もっと投票率が上がれば少しは花の蕾みも咲きかけたのに―▼だが―である。政治に賭け生きようとしたパラグアイ移民のミチオ高倉さんの「志」は大切にしたい。移民や海外在住者は八十一万人。こうした邦人の力と意気込みを国政へ参加させるの心を高めたい。 (遯)

04/07/13

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