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JATAK農業技術普及センターを視察=石田総領事が期待を表明

7月15日(木)

  「このような施設を視察するのは(サンパウロに着任して)初めてですが、日本の技術と在来の技術が融和してブラジルの農業発展に貢献することができれば、両国の友好促進につながるでしょう。当センターの役割に大いに期待します」――去る十一日、サンパウロ市の北西約二百八十キロのグァタパラ移住地にある全国拓植農業協同組合連合会(JATAK )農業技術普及センターを視察した石田仁宏・在サンパウロ日本総領事は、このような率直な感想を述べた。
 「日系農業者への支援を通じて、ブラジル農業・農村の振興に貢献する」ことを目的に設立されたこのセンターは、公式の開所式は未定だが、実質的な活動がすでに展開されている。去る三月十三日に開催されたDia de Campoを機会にロベルト・ロドリゲス農務大臣が訪問して施設を見学するなど、その役割が大きな脚光を浴びつつある。
 総領事は、塩谷哲夫所長と川上隆治農場長の案内で、蘭や薬草などの試験場、トマトや落花生やソルゴ(飼料)栽培ほ場、血統書付き雄牛十二頭をかかえる広大な酪農施設、植林用苗木ほ場、潅漑施設などを時間をかけて興味深く見学した。塩谷所長の説明にうなずく場面が多々あった。
 農学博士の塩谷所長は、東京農工大学大学院教授を歴任し、十年以上も前からブラジル、パラグァイなど南米の農業に精通しているベテラン。十一日の午前中に行われた入植四十二周年記念式典で、グァタパラ農事文化体育協会の川上淳会長(茨城県出身)が述べた(本紙・七月十四日報道)ように、この農業技術普及交流センターは文協と共に、「明るい未来を約束できる移住地の建設」にも貢献することが期待されている。
 総領事には山口克己領事が随行した。

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