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コラム 樹海

 NHKテレビがサンパウロでも見られるようになったのはいいが、移民の多くには不満もいっぱいある。その第一の理由は天気予報の放映回数が多すぎることである。尤も、気象庁の予報が正確なのは九割と少し。「晴れ」の予報なのに「雨の日」も結構あるそうだ。兎にも角にも―日本人は日々の天気が気掛かりで仕方がないのである▼田舎の山奥では村の年寄りがよく「朝照っかりは雨が降る」と語ったものである。これが不思議なくらいよく当たる。年寄りの親や祖母らの代々が古く遠い昔から自然に学んだ「気象学」のようなものが親から子へと語り継がれたものだろう。それでも天気予報は今でも難しい。これほど天文学や気象の研究が進んでいるのにである▼死者六人、不明四人を出した新潟と福島の集中豪雨が、これを如実に物語っている。大雨の警告はあったけれども、まさか―これほどの雨と思った人々は少ない。新潟県の三条市では五十嵐川の堤防が百二十メートルも決壊し陸上自衛隊が救援のため出動したし、一万五千世帯余に避難勧告が出され担当の大臣が視察に出向くの大変な騒ぎである▼この日―。東京や関東は熱中症が出るほどの猛暑。東海や近畿は梅雨明けが発表されている。のに―すぐ側の新潟と福島の会津地方では典型的な梅雨末期の集中豪雨。保育園の園児ら六十六人が孤立しヘリコプターで救出されるなど悲惨な被害もいっぱいある。気象庁は警告を発令したが、これほどに天気予報は難しい。十三日付けの辻清美は辻元清美の誤りです。 (遯)

04/07/15

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