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コラム 樹海

 「名画友の会」を主宰している人たちの手持ちフィルム(テープ)のたくさんで多彩なこと!。毎月二回上映定例会を開き「これでもか、これでもか」と同好の人たちに無料〃公開〃してあげている。一回につき、四十人から六十人くらいが集まり、固定ファンがいることがわかる▼さきごろ、東映時代劇が最盛期のころのフィルムが、一世、二世、三世がごしゃごしゃになっている場で上映されているのを見た。じっと観ていたのは一世だけだった。当時の時代劇は、筋にひねりがなく、比較的単純で、わかりやすい。セットなどは後年のものより凝っていて豪華だ。華やかといってもいい。それでも〃日系ブラジル人〃は観ない▼このことは、NHKテレビの視聴においても同様だ。なぜなのか、ははっきりしている。「言葉」のせいである。特にNHKの日本語は、厳密に比較はできないが、日常の普通の話し言葉より、おおむね難解である▼NHKもビデオテープもなかった時期、一世たちは、ブラジルのテレビを理解しようとした。もちろん不自由なく理解できた人もいた。が、難しいポ語の語彙に出会うと、理解の程度はぐんと落ちる。ビデオによるドラマがはいって来て、さらにNHKを受信できるようになると、一世は、そちらのほうを向いてしまった(そうでない人もいるだろうが)▼日本の映画も、字幕付きの洋画も、鑑賞は日本語でもって万全にできるのであり、あくまでも一世のものだ、とつくづく思う。(神)

04/07/23

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